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2008年ノーベル化学賞に下村脩先生ら3博士( 2008-10-08 )
自然科学系のノーベル賞の最後を飾る化学賞が今日,発表されました。 「緑色蛍光タンパク質GFPの発見と開発」により下村脩(しもむら・おさむ)先生,チャルフィ(Martin Chalfie)博士,チエン(Roger Tsien)博士に贈られることになりました。 下村先生は海を漂うオワンクラゲから,単独で緑の蛍光を放つタンパク質(GFP)を単離しました。これは1960年代のこと。このタンパク質が生物学の世界で脚光を浴びるようになったのは,1990年のころから。GFPを導入して細胞などを“着色”することで,その挙動を追跡することが可能になります。この手法を開発したのがチャルフィ博士。チエン博士は,発光のメカニズムを詳しく調べ,使える色の数を増やしました。これによって,複数の細胞や分子の挙動を追跡できるようになったのです! 今年は2002年に続き,物理学賞と化学賞の両方で日本人研究者が受賞となりました。4人の先生方の業績はどれも基礎科学ですね(下村先生のGFPは後に,生物学研究の強力なツールとなりましたが)。こんなところも,ちょっと嬉しいです。