20年後の自動車の姿

SCIENTIFIC AMERICAN編集部
201002

日経サイエンス 2010年2月号

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 20年後の自動車はどんなものになっているのだろうか。SCIENTIFIC AMERICANはそれを探るため,ゼネラル・モーターズ(GM)とテスラ・モーターズ,北米トヨタの重役たちにグループインタビューするとともに,米国電力中央研究所(EPRI)のプログラムマネジャーに別に話を聞いた。自動車間の通信が大きく発達するほか,さまざまなタイプの車が共存する──というのが,これら専門家の予測だ。
 現在のテスラのスポーツカーのような電気自動車もあり,トヨタの「プリウス」やGMの2010年型シボレー・ボルトのように,電気モーターと小型内燃エンジンの両方を使うハイブリッド車も走っているだろう。今後のハイブリッド車の多くはコンセントに接続して電池を充電するプラグイン方式となり,一方で水素を燃料とする燃料電池車が現実となるだろう。しかしそれがすべてではない。まだまだある。グループインタビューと個別取材の内容を座談会形式に再編成してお届けする。
 参加者はGMの研究開発・戦略計画担当副社長ラリー・D・バーンズ(Larry D. Burns),米国トヨタ自動車販売の先進技術車両マネジャーであるビル・ライナート(Bill Reinert),米国電力中央研究所(EPRI)の電気自動車・エネルギー貯蔵担当理事マーク・S・デュボル(Mark S. Duvall),テスラ・モーターズ最高技術責任者のJB・ストローベル(JB Straubel)。バーンズは収録後の2009年10月にGMを退社した。