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第38回 iPS細胞を使って網膜を再生する:高橋政代

永田好生(日本経済新聞編集委員)
201405

日経サイエンス 2014年5月号

4ページ
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コンテンツ価格: 509

網膜の難病を治療できる時代へ
現場に根を下ろす再生医療の事業化を目指す

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作る網膜色素上皮細胞を使って,失明の原因として3番目に多い「加齢黄斑変性」の患者を治療する臨床研究を年内に始める。iPS細胞による世界初の臨床研究だ。Nature 誌は昨年末,理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダーを「2014年に注目すべき5人」の1人に選んだ。現在,日本で最も注目を集める眼科医である。 (文中敬称略)