最新のクオーク理論

S. L. グラショウ
197512

日経サイエンス 1975年12月号

16ページ
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本記事は過去のノーベル賞受賞に関連する論文について,読者アンケートでリクエストの多かったものを復刻版として販売しています。
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2011/12/20

 グラショウは電弱相互作用に関する初めての理論を1960年代に提唱し,これが後に電弱統一理論に発展したことから,ワインバーグらとともに1979年の物理学賞を受賞した。もうひとつの大きな業績として,1970年に他の研究者とともにチャームクォークの存在を予言したことが挙げられる。クォークは全部で6種類あるが,当時はまだアップ,ダウン,ストレンジの3つしか知られていなかった。
 この記事はチャームクォークを予言してから5年後に執筆されたもので,クォークに関する当時の研究最前線を伝えている。4種のフレーバー,3種のカラーを想定し,12種類のクォークが存在するのではないかと述べられており,現在の理論とは結果的に食い違うことになったとはいえ,並外れた先見性を感じさせる論文だ。