天にのぼる雷

S.B.メンデ(カリフォルニア大学バークレー校)
D.D.セントマン
E.M.ウエスコット(ともにアラスカ大学)
199710

日経サイエンス 1997年10月号

4ページ
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コンテンツ価格: 200

 夜空で明滅する不思議な光を見たという報告が多数ある。これらのうちのあるものは,オーロラの光や雲が何らかの光に照らされたのを見たのだと解釈できるが,それだけではどうしても説明できない不可解な発光がある。とくに不思議なのはパイロットが夜間飛行中,雷雲上空で奇妙な閃光を見たという報告だ。

 1990年,ミネソタ大学のウインクラー(John R.Winckler)たちがビデオカメラで正体をつかまえたことで,ようやくその存在が公式に認められた。雷放電は雷雲と地表の間だけで起こる現象では決してなく,雷雲の上方,高度約90kmの超高層と呼ばれる希薄な大気の領域に向かって絶えず放電が起きていることがわかってきたのである。(本文から)


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2012/12/25