不確定性原理で「光子の逆説」は解けるか

谷村省吾(名古屋大学)
201204

日経サイエンス 2012年4月号

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 壁に開けた2つのスリットに光子を当ると、背後のスクリーンには光の明暗の縞ができる。だが,光子がどちらのスリットを通ったかがわかるように工夫すると,光子の挙動が変わり,スクリーンの縞は消えてしまう。
 光子に何が起きたのか? 不確定性原理はその答えを教えてくれるのだろうか? だとしたら、縞を消したのは一体「何の」不確定性なのだろうか――。

 3月号「光子の逆説」で読者を煙に巻いた谷村省吾先生,再登場。今回は短編です。