竜脚類 1億5000万年の栄華

K. A. カリー=ロジャーズ(マカレスター大学)
M. D. デミック(ジョージア・サザン大学)
201301

日経サイエンス 2013年1月号

9ページ
( 4.1MB )
コンテンツ価格: 600

かつて恐竜界の2大スターといえばティラノサウルスとブロントサウルスだった(トリケラトプスを推す人もいるかもしれないが)。ブロントサウルスは今ではアパトサウルスと呼ばれ,竜脚類というグループの典型的な姿をしている。巨大な身体に長い首,小さな頭を持つ恐竜と言えばわかるかもしれない。竜脚類はあまりに身体が大いので,水中生活にも陸上生活にもうまく適応できず,全盛期はほんの短い間で,その後は衰亡の道をたどったと考えられていた。ところが近年,竜脚類が約1億5000万年もの間,繁栄していたことが判明した。繁栄の秘密は哺乳類と爬虫類の特徴を“いいとこ取り”し,環境変化に適応できる能力を持っていたことだ。