時速650km
弾丸電気自動車の挑戦

G. モーン(サイエンスライター)
201305

日経サイエンス 2013年5月号

7ページ
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 米ユタ州の塩湖の跡にできた塩の平原を,時速400マイル(644km)で疾走する。そんな究極の電気自動車の開発に,オハイオ州立大学の学生チームが挑んでいる。前回モデルでは2010年に時速307マイル(494km)を達成した。だが「時速300マイルから400マイルへは大きな飛躍が必要」(同チーム)。今回はモナコの電気自動車メーカー,ベンチュリ・オートモービルズの資金援助を取り付け,そこの技術者とともに独自のモーターを開発。空力設計を改良し,小型で高性能の電池を搭載して記録を狙う。9月のトライアルに向けてメンバーは昼も夜も工作室に詰め,寝る間を惜しんで開発に追い込みをかけている。