一石二鳥
メタンを掘ってCO2を埋める

S. L. ブライアント(テキサス大学オースティン校)
201403

日経サイエンス 2014年3月号

7ページ
( 2.4MB )
コンテンツ価格: 600

 火力発電所などから出る二酸化炭素(CO2)を地下に貯蔵するには莫大な費用がかかる。そこで著者らが提案するのが,メタンを含む高温塩水を地中から汲みあげ,熱とメタンを取り出し,CO2 を溶かし込んで地下に戻す手法だ。エネルギー回収との組み合わせでコストが下げられる。メキシコ湾岸の地下に眠る塩水層を活用すれば,米国のCO2 排出量の1/6を地底に埋め,天然ガス需要の1/6をまかなえる計算だ。