特集:異端の太陽系外惑星
2つの太陽を持つ世界

W. F. ウェルシュ(米サンディエゴ州立大学)
L. R. ドイル(SETI協会)
201405

日経サイエンス 2014年5月号

9ページ
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『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカーの故郷,惑星「タトゥイーン」は2つの太陽が沈む不思議な世界だ。では現実の宇宙でもタトゥイーンのような惑星,つまり2つの恒星が連なった「連星」に惑星が存在するのだろうか? 著者らはかねてこんな疑問を抱いてきた。連星はありふれた存在だが,その周囲は力学的に非常に不安定な領域なので惑星は形成されないだろうとの見方もあった。手がかりは太陽系外惑星探索のために打ち上げられたケプラー宇宙望遠鏡の観測データだ。詳しく解析してみると,こうした「周連星惑星」がいくつも発見された。天の川銀河だけでも数千万個の周連星惑星が存在するとの試算もされている。