米国の巨大ロケット
スペース・ローンチ・システム

D. H. フリーマン(科学ジャーナリスト)
pdf_noimage.jpg

日経サイエンス 2015年9月号

10ページ
( 8.0MB )
コンテンツ価格: 713

スペースシャトルの後継とされた「コンステレーション計画」が中止になった後,米国は低軌道への飛行を民間企業に委託するとともに,深宇宙を目指す独自のロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を開発している。シャトルの部品を流用した“廉価版”であるほか,最も熱心に支持しているのはこの計画によって利益を受ける地方を地盤とする政治家たちだ。このため,“空飛ぶ助成金事業”などと批判されている。だが,これまでのところSLSはスケジュールも予算も予定通りに進んでいる。2018年の初飛行を目指してミッションの策定作業が進行中。悪評を吹き飛ばして将来の有人火星飛行を実現することになるのか,目が離せない。