ギャップ結合
聞こえてきた細胞の会話

D. W. レアード(加ウェスタンオンタリオ大学)
P. D. ランペ(フレッド・ハッチンソンがん研究センター)
R. G. ジョンソン(ミネソタ大学)
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日経サイエンス 2015年9月号

8ページ
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私たちの体を構成する細胞どうしは様々な方法で情報交換している。血流に乗って伝わるホルモンはその一例だ。神経細胞は化学物質の一種を介して情報を伝える。これらとは別に,ほぼすべての細胞は,自分の内部と隣の細胞の内部を直接つなぐ通路の集合体,「ギャップ結合」を通じて情報をやりとりしている。いわば細胞どうしの“直接会話”で,例えば心臓においては心筋細胞の拍動の同調など,組織ごとに様々な働きをしている。このギャップ結合の遺伝子変異が皮膚疾患や心疾患,てんかん,難聴などの疾患をもたらすことがわかってきた。これらの変異がギャップ結合の構築と活性にどう影響するのかがわかれば,新しい治療法につながる。