特集:大地の変動を探る
西之島噴火と巨大深発地震

中島林彦(編集部) 協力:田村芳彦
大林政行(ともに海洋研究開発機構)
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日経サイエンス 2015年11月号

8ページ
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 小笠原諸島の西之島が噴火,島が大きく成長している。噴火をもたらしたマグマは周辺の火山島とは異なる種類で謎が多い。そのマグマを調べることで,海惑星だった原始地球で大陸が誕生した仕組みを探ることができる。 噴火中の西之島のほぼ真下,深さ約680kmで今年5月,マグニチュード(M)8級の巨大地震が起きた。震源が非常に深くて規模が大きく,これまで知られていなかったメカニズムで起きている。いずれの現象も伊豆・小笠原海溝からフィリピン海プレートの下に沈み込んでいる太平洋プレートによる。謎が多いこれらの現象を研究することで,火山噴火や地震発生についてより深い理解が得られるかもしれない。