森を動かせ
遺伝子流動アシスト

H. ロズナー(サイエンスライター)
201601

日経サイエンス 2016年1月号

6ページ
( 4.6MB )
コンテンツ価格: 600

 森林はその地の環境条件に適応することで存続してきたが,いまやその適応能力を超える速さで地球全体の気候が変化している。温暖化による森林の死を防ぐため,水利用や高温耐性に関する遺伝子を持つ樹木を,そうしたDNAを必要としている別の木の近くに移植して,交配できるようにする試みが始まった。「遺伝子流動アシスト」と呼ばれる取り組みだ。カナダで進んでいる実験的試みをリポートする。