どうなる米国のプログラミング教育

A. M. ポール(サイエンスライター)
201702

日経サイエンス 2017年2月号

8ページ
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 文部科学省は小学校でのプログラミング教育の必修化を検討中で,2020年度から学習指導要領に盛り込む方向だ。こうした教育改革は先進国共通の流れで,米国でもホワイトハウスが「コンピューターサイエンス・フォー・オール」イニシアチブを打ち出したほか,いくつかの先駆的な取り組みがすでに動き始めている。だが米国の場合,教師不足や統一カリキュラムの欠如,デジタル格差など,多くの障害がある。また,プログラムの書き方を教えるのは技能に特化しすぎで,底が浅いとの批判も。現地リポートを通じ,コンピューター科学を子供たちに教える意義を考える。単なる技能を超えた「計算論的思考」の教育が重要だろう。