枯葉剤
エージェントオレンジの霧

C. シュミット(ジャーナリスト)
201703

日経サイエンス 2017年3月号

7ページ
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 ベトナム戦争の際に米軍が散布した枯葉剤「エージェントオレンジ」は猛毒のダイオキシンを含んでいたため,先天性奇形など悲惨な障害を引き起こした。その影響は現在に及んでいる可能性がある。ベトナムの医師たちによると,曝露した人の子供や孫に遺伝的障害を引き起こしているという。その可能性を示す動物実験はあるが,人間について科学的に確かなことはいえない。戦争が残した重い問題を追った。