量子ビットから生まれる時空

C. モスコウィッツ(SCIENTIFIC AMERICAN 編集部)
監修:大栗博司(カリフォルニア工科大学/東京大学)
201704

日経サイエンス 2017年4月号

6ページ
( 3.1MB )
コンテンツ価格: 600

 時空は情報の基本単位からできていて,それらの構成要素は「量子もつれ」という奇妙な現象を介して結びついているのかもしれない。量子もつれ状態にある2つの粒子は,遠く離れていても,その振る舞いが同期する。量子コンピューターを扱う量子情報の研究者と,一般相対性理論や超弦理論を研究する物理学者が共同で,「It from Qubit」というプロジェクトのもとでこの仮説を追求している。相性の悪い量子力学と一般相対論を統合する量子重力理論の実現が最終目標だ。監修者の大栗教授による関連記事「量子誤り訂正符号とAdS/CFT対応の関係」も併せて掲載。