6ページ
( 3.5MB )
コンテンツ価格: 611円 (10%税込)
本来は年間を通じて凍ったままの永久凍土が,北極の広い範囲で融解している。そこに含まれている動植物の残骸を微生物が分解すると,二酸化炭素とメタンが生じる。北半球の永久凍土は大気中に存在する炭素の2倍近い有機炭素を含んでいる。その5?15%が今世紀中に大気中に放出される可能性があることが,多数のセンサーの計測結果から示唆された。地球温暖化を加速する重荷となりそうだ。