本当に賢いAIを見分ける新チューリングテスト

G. マーカス(ニューヨーク大学)
201707

日経サイエンス 2017年7月号

6ページ
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 チューリングテストに“13歳”の人工知能が合格──3年前に話題になったニュースだ。あるコンピューターが,質問に直接には答えない嫌味な13歳の少年「ユージーン・グーツマン」を装うことでテストに“合格”したとされた。チューリングテストは機械が人間の判定者にその機械が人間だと納得させられるかどうかを試すもので,その機械が知的かどうかを判定する究極の試験法と考えられてきた。グーツマンの知能が人間並みだと認める専門家はいない。真に知的であることよりも,人間をどう騙すかで合否が決まるテスト法のほうが時代後れになったと著者は指摘する。機械の知能を様々な側面から評価する新テスト法の提案を紹介する。