外来魚の放流が壊す生態系

R. コニフ(サイエンスライター)
201804

日経サイエンス 2018年4月号

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 川や湖への魚の放流は自然を守り漁業資源の保全にもなるが,不用意に行うと生態系に悪影響を及ぼす。米国では釣りのためにマスやノーザンパイク,バスなどの魚が昔から放流されてきた。これらは成長が速く,多産で,針にかかったときに手ごたえがある攻撃的な捕食者で,本来いなかったところに導入すると在来種を駆逐してしまう。そうした悪影響を軽減する取り組みがカリフォルニア州などで始まっている。