電波のフラッシュ現象 高速電波バーストの正体を追う

D. ロリマー
M. マクラフリン(ともにウェストバージニア大学)
201901

日経サイエンス 2019年1月号

7ページ
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 奇妙な電波が地球に届いている例が2007年に見つかった。持続時間はわずか数ミリ秒だが,何十億光年も離れた遠い宇宙から届いており,ケタはずれの爆発的な事象で生じたと考えられる。「高速電波バースト」と名づけられたこの奇妙な現象の原因を突き止める取り組みが続いている。発生源としては,中性子星や超新星爆発,さらには「宇宙ひも」のような風変わりな可能性まで考えられている。