子宮内膜症 ようやく始まった解明

J. ピンコット(フリーライター)
201901

日経サイエンス 2019年1月号

8ページ
( 1.9MB )
コンテンツ価格: 611

 子宮内膜症は本来なら子宮の内側にとどまっているはずの細胞がなぜか子宮以外の場所で増殖し,激痛や炎症をもたらす病気だ。約10%の女性がかかるとされるが,月経中の体調不良は軽視されがちで,見過ごされることも多い。痛みが始まってから診断されるまでの平均期間は実に7年だ。近年,唾液検査による早期診断や,患者自身の皮膚細胞から作った臓器チップで薬の効き目を調べる研究が進んでいる。