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固体内の電子が互いに強い作用を及ぼす強相関電子系の物理学を開拓
既成概念を打ち破る物性を示す様々な新規物質を発見してきた
未来の情報処理やエネルギーにつながる新電磁気学の構築に力を注ぐ
固体物理学の世界で静かな「革命」が起きている。電子が強く相互作用を及ぼしあう「強相関電子系」の物理学を基礎に既成概念を覆す新物質が次々と見つかってきた。理化学研究所創発物性科学研究センター(CEMS)を率いるセンター長の十倉好紀は先駆者。「創発的電磁気学」と呼ぶ新たな学問の建設を目指す。(文中敬称略)