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デニソワ洞窟など中期-後期旧石器時代の遺跡では多くの化石骨が見つかっているが,そのほとんどは小さすぎて解剖学的特徴から種を特定できない。動物の骨の同定に使われてきたZooMSを用いることで,ジャンク化石の山から人類の骨を迅速に探し出せるようになった。この方法で初めて同定された長さ25mmの人骨は,遺伝子解析の結果,父がデニソワ人で母がネアンデルタール人の個体のものだと判明した。