特集:真実と嘘と不確実性
自己不確実感が社会を脅かす

M. A. ホッグ(クレアモント大学院大学/英ケント大学)
201912

日経サイエンス 2019年12月号

4ページ
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 社会の急激な大変化は人々の自己意識とアイデンティティーを脅かしかねない。そうした自己不確実感が動機となって,人はより強い集団アイデンティティーを求め,確証バイアスとポピュリズムを高めるような指導者を好むようになっている。確証バイアスとポピュリズムはともに,インターネットを通じて無制限の情報と極端な集団にアクセスできる状況によって助長され悪化している。