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中性子星は太陽の20倍のサイズの恒星が超新星爆発した後にできる小さな高密度天体だ。その内部では重力で押しつぶされた陽子と電子が融合して中性子になっているが,それらがどのような形態を取っているかは長い間謎だった。2017年8月,重力波望遠鏡のLIGOとVirgoが連星中性子星合体によって発生した重力波を捉えた。こうした観測によって,中性子星の内部を理解するめどがようやく立ってきた。