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手のひらに乗る流体デバイスで血管内皮細胞などを培養
創薬や疾患治療に役立つ血管モデルの実現を目指す
胎児段階の造血組織分化の仕組みの解明にも迫る
日本女子大学理学部教授の佐藤香枝は,手のひらに乗るほど小さな「マイクロ流体デバイス」の中で細胞を培養し,血管で起きている現象をできるだけ正確に模擬できる血管モデルの実現に挑んでいる。創薬や新しい治療法の開発に役立つほか,胎児の造血組織が分化していく仕組みの解明につながる。(文中敬称略)