旅する蝶 オオカバマダラ激減の真相

G. ポプキン(サイエンスライター)
202006

日経サイエンス 2020年6月号

9ページ
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 毎年,何百万匹ものオオカバマダラが越冬地であるメキシコから夏の繁殖地である米国東部やカナダまで旅をする。この個体群の冬の個体数は激減しており,その原因は除草剤にあると考えられていた。オオカバマダラの繁殖に欠かせない植物のトウワタが,除草剤によって減少していたためだ。だが近年,越冬する森の劣化など別の原因が浮上している。