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米国では,65歳の女性の5人に1人が亡くなるまでの間にアルツハイマー病を発症するのに対し,同年齢の男性では9人に1人だという。この性差は男女の平均寿命の違いだけでは説明できない。また,アルツハイマー病のリスクを高めるAPOE遺伝子のe4変異体を保有する女性は,同じ変異体を保有する男性よりも若年で発症することも明らかになっている。更年期に女性ホルモンのエストロゲンのレベルが低下することが,女性のアルツハイマー病リスクを高めている可能性がある。