クジラががんにならないわけ 細胞の裏切りを検知するメカニズム

A. アクティピス(アリゾナ州立大学)
202104

日経サイエンス 2021年4月号

6ページ
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 多細胞生物は細胞が協力し合うことで生きている。しかしがん細胞はその規律を破って自分勝手にふるまい,個体を死に追いやる。クジラやゾウなどの巨大動物は体を構成する細胞が多い分,がん化する細胞も多くなりそうだが,実際にはめったにがんにならない。裏切り者を阻止するシステムが進化を経て強化されているようだ。