忘れられたパンデミック スペイン風邪の集合的記憶

S. ハーシュバーガー(サイエンスライター)
202107

日経サイエンス 2021年7月号

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 世界で数千万人の命を奪った1918?1919年のインフルエンザ(スペイン風邪)は終息後まもなく人々の話題から消え失せた。社会の「集合的記憶」として残りにくい側面があったためだと考えられる。昨年来の新型コロナウイルス感染症COVID-19のパンデミックで100年前のスペイン風邪が再発見されているが,現在のパンデミックはどのような形で記憶されることになるのだろうか。