ロックの危機 気候変動がエレキギターを脅かす

P. ルンワル(ジャーナリスト)
202107

日経サイエンス 2021年7月号

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 世界有数のエレキギターには湿地に生える「スワンプアッシュ」という木が使われている。米国中部のミシシッピ川下流域が産地だが,気候変動に伴う洪水でこの木が枯死する例が増え,有力メーカーがこの木材の利用を断念した。外来昆虫による被害も懸念され,供給はさらに細る恐れがある。気候変動の影響が社会のあらゆる側面,ロック音楽にまで及ぶことを物語っている。