熱くなる極北のるつぼ スヴァールバル諸島からの報告

G. ディッキー(環境ジャーナリスト)
202112

日経サイエンス 2021年12月号

10ページ
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 温暖化が地球で最も急速に進む北極圏で,人々の暮らしが実際に大きく変わろうとしている。北極圏にあるスヴァールバル諸島はノルウェー領ではあるが条約によって関係国に開かれており,最大の町ロングイェールビーンには各国から多くの人々が移り住んでいる。気温の急激な上昇はこの町の地盤を不安定にする一方で,経済発展の可能性も拓いている。人々と各国の思惑が交錯するこの「極北のるつぼ」の現在を報告する。