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日本で発明されたペロブスカイト太陽電池
課題の耐久性向上へ新材料開発に取り組む
専用設備を整え実用化へ研究を加速させる
ペロブスカイト太陽電池は脱炭素社会実現のカギを握るキーテクノロジーだ。現在の太陽電池が抱えるコストや設置場所の制限といった問題を解決できる。開発した桐蔭横浜大学特任教授の宮坂力はノーベル賞の有力候補と目される。弟子で産業技術総合研究所・有機系太陽電池研究チーム長の村上拓郎は,ペロブスカイト太陽電池が注目されるきっかけを作った1人だ。「雑草派」の研究者は実用化に向けて精力的に取り組む。(文中敬称略)