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2017年ノーベル物理学賞:LIGOの構築,宇宙からの重力波の初観測に | ( 2017-10-04 ) |
収録記事「時空のさざ波 重力波を追う」,2002年7月号,W.W. ギブス「ビッグバンの残響を探る」, 2014年3月号,R. D. アンダーセン 2017年のノーベル物理学賞は,超大型レーザー干渉計「LIGO」を構築し重力波の初の観測に成功した米国のワイス,ソーン,バリッシュの3氏に授与される。本誌は一連の重力波研究を多くの記事を通じて詳しく紹介してきた。一部をピックアップしてお薦めする。 「時空のさざ波 重力波を追う」は15年前の記事だが,本格稼働を目前にしたLIGOの姿と観測計画をリポートしている。記事中には受賞3氏ももちろん登場し,熱意を語っている。干渉計としてのLIGOの仕組みを図解しているほか,日本の国立天文台が運用していた重力波望遠鏡「TAMA300」についても紹介。長く苦闘を強いられた重力波観測の歴史を知るうえでも必読の記事だ。 「ビッグバンの残響を探る」を読むと,その後10年の改良を経た重力波観測の姿を知ることができる。重力波によって宇宙の何が見えるのか,検出感度を上げるために人工衛星に小さな原子干渉計を搭載する将来構想など,重力波天文学前夜の状況を伝える。また,別冊日経サイエンス215「重力波・ブラックホール一般相対論のいま」に収録されている「重力波の直接観測 3つの意義」と「GW150914の衝撃」は改良LIGOがついに重力波をとらえたことを正式発表した直後に書かれた。重力波検出の意義と興奮を生々しくリポート,重力波天文学の幕開けをとらえている。キャンペーン価格:2017年10月24日18時まで※キャンペーンは終了しました。個別の記事は引き続き通常価格でお求め頂けます。 |
時空のさざ波 重力波を追う 日経サイエンス 2002年7月号 / 080ページから | 特集:重力波天文学 ビッグバンの残響を探る 日経サイエンス 2014年3月号 / 030ページから |
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