科学ニュース丸わかり

よくわからない,背景はどうなっているの? 
話題の科学ニュースに関連した日経サイエンスの深掘り記事をワンセットでお安くお読みいただけます。

インフルエンザに立ち向かう( 2017-11-21 )

収録記事
2009年7月号「インフルエンザ,エイズ,エボラ… 未知の感染症を防げ」N. ウルフ
2014年4月号フロントランナー 挑む「インフルエンザからの 解放を目指す:長谷川秀樹」
2015年3月号「インフルエンザの不思議 抗原原罪」A. J. クチャルスキ
2017年6月号「家畜工場から耐性菌」M. W. モイヤー

 木枯らしが吹き,インフルエンザに注意が必要な季節になった。うがいと手洗いに加え,感染症に関する科学を知ってインフルエンザに対抗しよう。
 A型インフルエンザをはじめ人間がかかる感染症の大半は野生動物に感染する病原体が起源とされる。「インフルエンザ,エイズ,エボラ… 未知の感染症を防げ」は動物の病原体がヒトに感染するようになる仕組みを解説,これを監視することで大流行を封じ込める試みについて述べている。
 「インフルエンザからの解放を目指す:長谷川秀樹」はインフルエンザの感染そのものを防ぐ新たなワクチン開発を目指す国立感染症研究所の長谷川秀樹博士にスポットを当てたリポート。感染の入り口となる鼻の粘膜で作用し,タイプの異なる多くのウイルスをシャットアウトできるという。
 インフルエンザウイルスは変異が激しく,常に新しいタイプが出現して襲ってくる。だが,問題はそれだけではないらしい。「インフルエンザの不思議 抗原原罪」は免疫系に生じる一種の“盲点”に関する新研究を紹介する。
 「家畜工場から耐性菌」は大きな問題になっている抗生物質耐性菌に焦点を当てたリポート。病院での抗生物質の使いすぎだけでなく,家畜を効率的に育てるために抗生物質を多用していることが耐性菌出現を招いている。
インフルエンザに立ち向かう
日経サイエンス
2009年7月号 / 049ページから